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COLUMN

コラム

開業までの道のり

ネットショップ開業(ECサイト開業)における始め方と成功の法則

ネットショップの現状は?

インターネット上には「副業で始めたネットショップが大成功して本業の年収を上回った」「専業主婦だった私がネットショップをはじめて年収500万」などネットショップ運営の成功談をよく見ます。

今の時代、誰でも簡単にネットショップを開けるようになり年々ネットショップの数は増え続け、 そんな簡単に稼げるならば自分もやってみよう。と思う方もいるかもしれません。

ある調査によると、ネットショップを開業して1年後に運営を続けられているショップ割合は約30%といわれています。
年々増えているネットショップですが、実際は100店舗の内30店舗しか生き残れない厳しいものとなっているのです。

なぜこのような結果になるか・・・
競合が増えすぎると自分のショップへの集客することができないという問題が出てきます。そしてその問題をクリアできないショップが多いからなのです。

軽い気持ちで始めてしまうと「こんなはずではなかった」という結果にもなってしまうかもしれないネットショップ運営ですが、インターネット上の集客が上手くいけば比較的スムーズに収益をあげることができるのも事実です。

それでは、集客を成功させお金を稼げるネットショップにするためにはどのような準備や行動が必要なのでしょうか?


ネットショップを開業するなら、
「集客できるかどうか?」を最初に考えておくべき

もしあなたがネットショップの開業を考えているならば、そのショップが「集客できるかどうか?」をまずは考えましょう。

集客とは商品を買ってもらうために、お客さんを自分のショップに呼び込むことを指しています。
ネットショップに限らず、スーパーや百貨店などでもそうですが集客ができなければ商売になりません。

例え高品質なものを売り出していようと、価格が圧倒的に安い商品を販売してようと、お客様に来てもらえなければ意味がありませんし、お客様を呼び込まなければどんなに魅力的な店でも売れることはないでしょう。

ネットショップの成功は「集客」で決まる

ネットショップを開業したら、すぐに取り掛かるべきことは集客です。中には「ネットショップをはじめたら、きっと自然とお客さまが来てくれるだろう」と考えている方もいるかもしれませんが、開業後の集客は必須となっています。

実店舗を開いた場合なら、目に見えて新しいお店ができたことがわかりますが、ネットショップの場合は宣伝や集客をしないと、新しくネットショップが出来たことをお客さんに認知してもらうことすらできないのです。

お店に人が来ないと、もちろん売上にもつながりません。まずはお店の存在を一人でも多くの人にアピールしていくことがネットショップ成功のカギとなります。


ネットショップの集客を成功させるためのポイント

ネットショップの集客を成功させるためにはいくつかのポイントがあります。
そのポイントこそ、自分のショップを見つけてもらい、そこから自分のショップを選んでもらうことになります。

効果的な集客をするためにもどんな宣伝方法・集客方法があるのかを押さえておきましょう。

短期的な効果が見込めるものとしては、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などがあります。
また中長期的に効果が見込めるものとしては、自社ブログやSEO対策、自社SNSなどです。特に自社ブログやSEO対策は無料で始められて中長期的な集客が見込めるためまずは始めてみましょう。

また集客の方法としてショッピングモール型という方法もおススメです。
大手のECサイトは月間利用者が数千万人単位にも上ります。
出店すれば比較的アクセスを集められるという環境があらかじめ整っているのです。

ショッピングモール型の各社サービスの違い

ネットショップの出店方法のひとつとして、大きなECサイトを間借りしてお店を開くショッピングモール型というものがあります。

ショッピングモール型のネットショップを提供している代表的なサービスには、「楽天市場」や「Amazon」、「 Yahoo! ショッピング」などがあります。

各社でショップ開設に必要な初期費用、販売した時の販売手数料、ショップで取扱える商品の数など、異なるサービスを提供しています。
そのため自分が運営したいネットショップでどんな商品を扱うか、どれくらいの売り上げを想定しているかで適切な出店先を選んでいきましょう。


各ショッピングモールで異なる「費用(出店料)」

ネット上のショッピングモールへの出店費用は、提供している会社によりさまざまですが、一般的には、「初期登録費用」「月額費用」「システム使用料」などが必要となります。
加えて「月商100万円販売時の費用」があることも覚えておきたいところです。

大手3社の初期登録費用と月額費用は以下のようになっています。費用だけで比較すると楽天市場は他社よりだいぶ高いことがわかります。

ではなぜ楽天市場だけこれほど高くなっているのでしょうか?
次の見出しで解説していきます。
モール名 初期登録費用 月額費用
楽天市場 60,000円 50,000円
(スタンダードプラン)
Amazon 0円(無料) 4,900円
(大口出品サービス)
Yahoo! ショッピング 0円(無料) 0円(無料)

楽天市場の出店料は、なぜ他社よりも“高い”?

楽天市場は他のショッピングモールより出店料が高くなっているのはなぜなのでしょうか。

第一に楽天というブランドの集客力が挙げられます。
実店舗でも駅前や人通りの多い場所は立地がよく家賃が高いことが多いです。
楽天の出店料もそれと一緒で「楽天ブランド」という圧倒的な集客力があってこその料金設定となっています。

楽天市場ではテレビCMの放送や定期的なセール、楽天ポイントのキャンペーンなどを行い、認知度やユーザー満足度を向上させることに余念がなく現在の楽天会員の数は1億2千万人にも上ります。これだけでもただ出店料が高いだけではないことがわかります。
またそれ以外にも楽天はショップ出店者へのサポートが手厚いのが特徴です。

「誰でも出店できるわけではない」楽天市場のルール

楽天市場には「誰でも出店できるわけではない」というルールが存在します。

このルールの目的は、粗悪な商品を売る業者や怪しい業者などが、楽天市場のショップに紛れ込まないようにするためです。
厳しい審査を行い、安心・安全に買い物ができる環境をお客様に提供することで、信頼性の高いECサイトを作り上げることに成功しています。

ネットショップを開業するメリット・デメリット

ネットショップを開業すると、どんなメリットがあるかご存知でしょうか?
この見出しではメリットだけでなく、失敗しないためにデメリットも併せてご紹介していきたいと思います。

【メリット】

■ 実店舗がなしで販売が可能で、家賃など大きな固定費がかからない
■ 365日、24時間体制の営業が可能
■ ネット環境があれば全国が販売エリアになる
■ データ化により顧客管理が簡便化

【デメリット】

■ 競合が多い。集客のために販促活動には常に力を入れる必要がある
■ 代金不払いや在庫過多のリスクがある
■ レビューでの評価はあるがお客様の生の声が聞きにくい

ライバル(競合)が増えても勝ち残れる!ネットショップ運営で守るべき3つのポイント

今や誰でも簡単に始められるようになったネットショップ。
その数は年々増え続けていますが、何年も安定した運営を続けられるショップはほんの一握りといわれています。

ではライバルが増え続ける中で勝ち残るためにはどんなポイントを守って運営していけばいいのでしょうか?

次の見出しより押さえるべきポイントを3つご紹介します。

ポイント1「商品力やサービス力を大切にする」

始めのポイントは「商品力やサービス力を大切にする」です。

当たり前のことですがあなたのショップの商品やサービスに価値がないとお客様は買ってくれません。

一般受けするものでなくても顧客のニーズを汲み取った商品や、使い勝手や品質のいい商品など、お客様に価値を感じてもらえる商品力があればおのずと売れるでしょう。

また商品以外にも、購入後のアフターケアがしっかりしているショップや、問い合わせの対応が丁寧なショップのようなサービス力の高いお店は安心して買い物ができるため自然とお客様が増えていきます。

ポイント2「集客力を大切にする」


2つ目のポイントは「集客力を大切にする」です。

どんなに優れた商品やサービスを販売していても、それを買ってくれるお客様がお店に来てくれない限りは運営を続けていけません。

商品やサービスに絶対の自信があっても集客ができないショップは生き残っていくのは難しいといえます。
現代社会ではインターネットで簡単にいろいろな情報を拾えるため、常に販促活動を行わないとたとえ一度きてくれたお客様でも自分の店のことは忘れられてしまうでしょう。

集客力を高めるには、DMの送付や広告の活用、SNS・ブログの運用、SEO対策などがあります。
常に最新の情報に目を向け集客機会を逃さないことが大事になってきます。


ポイント3「リピートしたくなる仕組みをつくる」

最後のポイントは「リピートしたくなる仕組みをつくる」です。

一度購入してくれたお客様が自分のお店を気に入ってくれてリピーターになってくれることは運営を続けていくことで非常に重要になってきます。
なぜなら、リピーターが増えれば増えるとおのずと販売量も増えるため収益が安定するからです。
また、リピーターになってくれたお客様の中には自分の店のファンになってくれることで口コミなども期待できるでしょう。

リピートしたくなる仕組みづくりとしてはセールやキャンペーンの情報をDMすること、次回以降の購入で特典付与、梱包時の工夫などさまざまな手段があります。

初めてネットショップを開業する方におすすめ!
「ショッピングモール型」

ネットショップを開業し出店するにはいくつかの方法があります。
代表的なものにパッケージ型、専用システム型、ショッピングモール型などがあります。
それぞれ特徴やメリットが異なります。

パッケージ型は自分でドメイン・サーバーを契約する必要があり、サイトをカスタマイズしやすいというメリットがあります。

専用システム型は、自社でネットショップの仕組みを構築する必要がありますが、他社と差別化しやすいという特徴があります。

ただパッケージ型や自社サイト型で開業するには少し敷居が高い部分があり、始めてショップを開業する方にはショッピングモール型を強くおススメします。

ではショッピングモール型にはどんな特徴やメリットがあるのかを次の見出しより解説していきます。

ショッピングモール型ECプラットフォームを選ぶメリット

まず、モール型ECサイトは集客が比較的簡単なことが挙げられます。
大手のECサイトともなると月間利用者が数千万人単位に上り、特別な販促活動を行わなくてもある程度の集客が見込めます。加えてセキュリティ面でも一定の水準があることもメリットでしょう。

またECサイトにもよりますが出店者をサポートする仕組みがあるので、安心して運営をしていくことができます。

ネットショップを開業するまでの流れ(ステップ)


ネットショップ開業までの流れは一体どのようなものになっているのでしょうか?
ここでは節目となる大きなポイントの流れを書いていきます。

お店の核となるコンセプトを決める

ターゲットを明確にして、販売する商品・サービスの選定

ASPカート型、ショッピングモール型など出店方法を決める

各種手続きや申し込み、仕入れなど開業する準備を始める

ネットショップのデザインをして公開する

集客して運営を開始する

国内の主要ネットショップ開設サービス

ネットショップを成功させるためには、ショッピングモール型のネットショップを提供している会社の選定も重要となってくるでしょう。

ショップ開設に必要な初期費用や販売した時の販売手数料など各社でサービスが異なってきます。
そのため自分が運営したいネットショップでどのECサイトが向いているかを踏まえて適切な出店先を選ぶのがよいでしょう。

ここからは国内の主要ネットショップ開設サービスを紹介していきたいと思います。

【自社サイト型(ASP型)】

自社サイト型(ASP型)からは以下の5社のECサイトをご紹介します。

■『STORES』ヘイ株式会社
■『BASE』 BASE株式会社
■『ショップサーブ』株式会社Eストアー
■『MakeShop』GMOメイクショップ株式会社
■『カラーミーショップ』GMOペパボ株式会社

【ショッピングモール型】


ショッピングモール型からは以下の4社のECサイトをご紹介します。

■『Amazon』アマゾンジャパン合同会社
■『au PAY マーケット』auコマース&ライフ株式会社
■『Yahoo!ショッピング』ヤフー株式会社
■『楽天市場』楽天グループ株式会社

次の見出しより各ECサイトの特徴を解説いたします。

■STORES

ヘイ株式会社が運営する『STORES』は2012年8月から開始された自社サイト型サービスです。
初期費用無料。月額費用には無料プランと月額1,980円のスタンダードプランがあります。

メールアドレスとパスワード、販売する商品の写真を用意すれば開設ができます。
無料のプランでもアイテム登録数は無制限、デザイン性の高いテンプレートが無料で提供されているなどの特徴があります。

■BASE

BASE株式会社が運営する『BASE』は2012年11月から開始された自社サイト型サービスです。
初期費用と月額利用料が共に無料となっています。
決済手数料は発生しますが、初期費用や月額の費用を抑えたいオーナーに選ばれておりショップ開設数は170万にものぼっています。コストを抑えてネットショップを始められます。
気に入ったテーマを選んでカスタマイズすることで、かんたんに美しいデザインのネットショップが開設できるのも特徴です。

■ショップサーブ(Eストアー社運営)

株式会社Eストアーが運営する『ショップサーブ』は2006年1月から開始された自社サイト型サービスです。
初期費用は15,000円で、月額費用はベーシックプラン(16,500円)、プライムプラン(22,000円)、プレミアムプラン(46,800円)の3種類となっています。
創業から20年以上の経験と実績を強みとしています。契約した店舗オーナーには必ず専任のサポートスタッフが付くため、はじめてのネットショップ出店でも安心です。

■MakeShop

GMOメイクショップ株式会社が運営する『MakeShop』は2004年11月から開始された自社サイト型サービスです。
初期費用は10,000円で、月額費用はプレミアムプラン(10,000円)、MakeShopエンタープライズ(50,000円)の2種類となっています。
サービス利用流通総額9年連続No.1を維持しており業界屈指の機能数を誇っているのが特徴です。ネットショップの構築や運営、集客など必要な機能は全て揃っています。
また売上手数料が0円のため、本格的にネットショップを運営していきたい方におススメです。

■カラーミーショップ(GMOペパボ社運営)

GMOペパボ株式会社が運営する『カラーミーショップ』は2005年2月から開始された自社サイト型サービスです。
初期費用は無料のフリープランと有料プラン(3,000円)の2種類。月額費用は無料のフリープラン、レギュラープラン(3,000円)、ラージプラン(7,223円)の2種類となっています。
有料サービスの中では比較的安い金額で利用でき、手軽にはじめたショップが大きく成長してもずっと低コストのまま多彩な機能と手厚いサポートで支援してくれるのが特徴です。また豊富なデザインテンプレートも提供しており専門知識がなくても安心して始められます。

■Amazon

アマゾンジャパン合同会社が運営する『Amazon』は1995年にアメリカで誕生したECモールマーケットプレイス型のサービスです。日本には2000年に進出しました。
初期費用は無料で、月額費用は大口出品サービス(4,980円)と、1点制約毎に基本成約料100円の小口出品サービスがあります。
他のECサイトと違いAmazon内に店舗を構えるというよりも、Amazonに商品を出品するというイメージになります。商品登録は比較的簡単にできますが、複数ショップで同一商品が販売されている場合、全出品者でページをシェアする形となるため価格競争は激しくなります。

■au PAY マーケット

auコマース&ライフ株式会社が運営する『au PAY マーケット』は1999年から開始されたショッピングモール型のサービスです。
初期費用は無料で、月額費用は4,800円となっています。
1番の特徴はauの様々なサービスからの集客できる点にあります。
2,500万のauユーザーをau PAY マーケットへ誘導できることが最大の強みです。
auサイトトップからの誘導に加え、全国にあるauショップからもau PAY マーケットの利用を促しており、オンライン・オフラインの両方からユーザーへアプローチしています。

■Yahoo!ショッピング

ヤフー株式会社が運営する『Yahoo!ショッピング』は1999年9月から始まったショッピングモール型のサービスです。
初期費用無料、月額利用料に加え、売上ロイヤルティが無料な部分が特徴です。
商品が売れたときのみ、ストアポイント原資負担、キャンペーン原資負担、決済手数料などの費用が発生します。
知名度のあるショッピングモール型サービスの中では、コストを気にすることなく出店できるのはメリットが大きいといえます。

■楽天市場

楽天グループ株式会社が運営する『楽天市場』は、1997年5月から開始されたショッピングモール型のサービスです。
初期費用は60,000円で、月額費用はがんばれ!プラン(19,500円)、スタンダードプラン(50,000円)、メガショッププラン(100,000円)の3種類となっています。

国内のECサイトとしては最大級であり、圧倒的な集客力と、ショップ運営の手厚いサポートがあります。

専属の「ECコンサルタント」がつくことや、「楽天大学」や「NATIONS」を通してマーケティングスキルをアップすることが可能となっています。

各社さまざまな特徴やメリットがありましたが、ご自身に合ったECサイトを選びネットショップ開業を必ず成功させましょう!

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